ブログをご覧のみなさん今日も一日お疲れ様でした!
今日はお店に来るお客様たちから
よく聞く質問について回答するコーナー
*タネゴンの野菜Q&Aコーナー*
今回お答えする質問は、
・えんどう豆が冬を越すと苗が消えている時が
あるのですがなぜでしょうか?
えんどう豆はみなさんもご存じのとおり、
冬の11月ごろに種をまいて、苗が少し大きくなったころに冬を越し、暖かくなると本格的に成長して
5~6月頃には収穫が始まる作物です。
ここでみなさん思うのが、冬の寒さで枯れたりしないのかと心配する方もいらっしゃいますが、
えんどう豆はほかの作物よりも耐寒性(寒さ)に強い野菜なので、異常気象などが来なければ問題はありません。
ここまでは一般的に言われているえんどう豆の知識です。
ただしこのえんどう豆にも弱点があります。
それはさきほど耐寒性に強いと書きましたが、
”本葉2~3枚の幼苗の時だけ”
これよりも大苗になると耐寒性が弱くなるため、冬を越すのが難しくなってしまいます。
~大苗にならないようにするポイント~
・種の早まきは避ける
苗の生育がその分早くなるため。
・肥料は控えめで
えんどう豆や枝豆といったマメ科のものは、
チッソという肥料成分のひとつを
自分で蓄える特性を持つ根粒菌を根にもともと持っています。
なので肥料が必要以上にあると大苗の原因になってしまいます。
・気象予報によってまき時期を調整する
暖冬になる年は、苗の生育が通常よりも良くなるため、
大苗になりやすくなります。
暖冬になる予報の時は、まき時期を少し遅めにするのも
一つの手ですよ!
今回はエンドウ豆について書きましたが、
もしこんなことも教えてほしい!
これについて聞きたい!などなど質問がございましたら
コメントやメールなどいつでもお待ちしております!!
2016年10月27日 投稿者:布川 俊樹